第二ゾーン 古代国家の源流

■ 仁徳陵古墳 ■


「大古墳の造営」
 スロープで下のフロアに下りると、中央に直径10mの仁徳陵古墳復原模型がある。模型の縮尺は150分の1、築造当時の仁徳陵古墳及びその周辺の中小の古墳、古墳造りのムラなどを再現。
 仁徳陵古墳は墳丘の全長486m、周囲に3重の濠が巡り、濠を含む全体の長さは850m、日本最大の前方後円墳である。墳丘は、現在では一面深い樹木におおわれているが、築造当時は斜面を覆った葺石が露出し、埴輪が垣根のように並んでいた。
 仁徳陵古墳の西側には、埴輪製作、玉造り、鍛冶等の工房や窯、食料や道具などを入れる倉庫群、人々の生活の場であるムラ、田畑や牧、古墳造りを指揮する首長の館、首長達の狩の様子等々、古墳造りと古墳時代の生活の情景を復原する。
 仁徳陵古墳の周りには16基の中小の古墳がある。これらの古墳は陪冢と呼ばれ、仁徳陵古墳に葬られた人と何等かの関係を持つ人達の墓所として、仁徳陵古墳築造後に築かれたものと考えられている。ここでは、仁徳陵古墳の東側に並ぶ陪冢を利用して、土を盛り、石を葺き、埴輪を並べ、死者を埋葬するという古墳造りの過程を復原している。
 仁徳陵古墳のような大古墳の造営には、数々の技術が使われ、莫大な資金が費やされ、大きな権力が行使された。それは古墳時代を代表する一大プロジェクト事業だった。しかし、土を掘り、土を盛り、石を葺き、重たいものを運ぶといった古墳造りの大半を占め、このような大事業を完成させるために、各地から集められた特別の技術を持たない多くの人々によって成し遂げられたものであった。

百舌鳥古墳群参照

仁徳陵古墳(大仙古墳)の今昔 (QuickTime Movie(184K))


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