■ 敏達陵古墳 ■

 現在宮内庁によって敏達陵とされる墳丘長113メートルの前方後円墳である敏達陵(奥城)古墳が最も古い。次に用明陵の方墳が来ることから、大王墓として最後の前方後円墳とされてきた。この古墳は周溝、埴輪列をもち、前方部が極端には開かない。敏達天皇は585年崩御であり、その母、石姫の墓に葬られたとされる。
 すぐ東方には葉室古墳群中の越前塚古墳がある。この古墳は75×55メートルの二段築成の方墳である。墳形がやや長方形なことから、上野勝己が推古陵古墳との相似形を指摘する。これに接するかまど塚、石塚古墳では横穴式石室が知られ、いずれも600年前後の築造である。現在、葉室公園となる。


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