大阪府立近つ飛鳥博物館 平成18年度春季特別展

古代の工房 〜豊かなる都・寺のきらめき〜




仏の顔を描いた瓦(重要文化財)
大阪府 四天王寺 所蔵

趣旨

 飛鳥・奈良時代の人々は、それまでの古墳時代の社会から、大きく変化した律令制の国家の中で、そのシンボルともいうべき新たな都づくり、寺づくりを手がけました。
 今回の特別展では、各地で発掘調査された都や寺づくりにたずさわった工房跡から、当時の最新技術を知り、どのようなモノをつくりあげたか、工人たちの工房を探ります。
 工人たちは、それまでの技術を躍進させ、また、新しい技術も取り入れ、新しい社会が必要とした様々なモノをつくりあげてきました。
 都や寺といった新たな造営に伴い必要とされた先端技術は中国大陸や朝鮮半島との交流抜きでは考えられません。新たな技術を吸収する背景を持ちあわせていたのです。
 こうした工人たちのモノづくりが、きらめきある都・寺を作り上げ、社会をより豊かなものとする原動力になったのではないでしょうか。工房に残された足跡から、工人たちの姿、そして、その時代の情景を思い浮かべていただけたらと思います。
内容 
主催
 
大阪府立近つ飛鳥博物館・文化庁・読売新聞大阪本社・読売テレビ
後援
 
近畿日本鉄道株式会社
開催期間

平成18年4月29日(土)〜7月2日(日)
月曜休館
入館料

大人600円、高校生・大学生・65歳以上の方400円
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方(介助者1名を含む)は無料
(20名以上の団体は、2割引の料金になります。)
開館時間

午前10時〜午後5時(但し入館は午後4時30分まで)
展示構成

1   豊かなる都づくり
  • 飛鳥、平城の工房
  • 難波の工房
  • 都を支えた各地の工房
  • 2  きらめく寺づくり
  • 原材料を採る
  • 建てる、飾る
  • 3  工人たちの素顔
    おもな展示品

     奈良県飛鳥池遺跡  
    巨大な総合工房跡からの出土品 -ガラス玉、金銀銅の切屑、仏像鋳型、富本銭枝銭復原品ほか
     山口県長登銅山跡  
    銅生産の様子を物語る文字が記された木札
     福岡県元岡桑原遺跡  
    製鉄工房から出土した木製送風管
     奈良県川原寺跡  
    鉄釜を鋳造した土坑切取模型
     大阪府海会寺跡  
    軒丸瓦(重要文化財)
     滋賀県山ノ神遺跡   
    窯の中に残された鴟尾
     奈良県元興寺   
    伐採年代がわかった巻斗(建築部材)
     京都府高麗寺跡   
    金メッキされた塔の相輪破片
     鳥取県岡益廃寺   
    馬の絵が刻まれた丸瓦
    見どころ

    ○ 奈良県明日香村で見つかった古代の巨大総合工房跡(飛鳥池遺跡)からの出土品を多数、展示します。
    ○ 滋賀県山ノ神遺跡出土の“巨大な鴟尾”や鳥取県上淀廃寺出土の“彩色が残る菩薩像などの壁画”を展示します。
    ○ 期間中、多くの方々に展示への理解を深めていただくため、「講演会」・「歴史セミナー」・「学芸員展示解説」などの催しを開催いたします。
     
    和同開珎の鋳型破片(重要文化財)
    山口県 長門鋳銭所跡出土


    鋳型から取り出したままの和同開珎
    大阪府 細工谷遺跡出土


    菩薩頭部が描かれた壁画片
    鳥取県 上淀廃寺出土


    窯の中に残された鴟尾
    滋賀県 山ノ神遺跡出土
    関連事業

    ○講演会 対談「ここに飛鳥時代はじまる」
     時 間:   4月30日(日) 午後2時〜4時(午後1時30分受付開始)
     場 所: 博物館地階ホール
     定 員: 200名(当日先着順、参加無料)
     内 容: 財団法人大阪府文化財センターの水野正好理事長と本館の白石太一郎館長のそれぞれの講演のあと、「ここに飛鳥時代はじまる」をテーマに対談をおこないます。

    ○ 歴史セミナー
     時 間:午後2時〜3時30分(午後1時30分受付開始)
     場 所:博物館地階ホール
     定 員:200名(当日先着順、参加無料)
      第1回 5月14日(日)
       「飛鳥の工房」  
            独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所 松村 恵司 先生
      第2回 5月28日(日)
       「古代瓦工房組織を復原する」
            京都大学 上原 真人 先生
      第3回 6月11日(日)
       「難波のミヤコつくりと技術革新」
            花園大学 古市 晃 先生
      第4回 6月25日(日)
       「古代の“官営工房”と飛鳥池遺跡」
            奈良大学 寺崎 保広 先生
     
    ○ 学芸員展示解説
     時 間:   5月3日(水・祝)・5月7日(日)・5月21日(日)・                
    6月4日(日)・6月18日(日)
    午後2時〜2時30分
     場 所: 博物館地階特別展示室
     その他: 展示室への入場料のみでご参加いただけます。
    開始時刻に特別展示室入り口付近にお集まり下さい。
    問い合わせ先

    〒585-0001 
    大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
    大阪府立近つ飛鳥博物館
    TEL0721−93−8321
               



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    TEL. 0721-93-8321(代)
    FAX. 0721-93-8325




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